脂肪の蓄積を抑えるリコピン
トマト等に含まれるカロテノイドの一種。オレンジや赤の色素のひとつ。
リコピンとは、植物などに含まれる赤色やオレンジ色の色素成分・カロテノイドのひとつ。β-カロテンなどの仲間といえば分かりやすいですね。 リコピンの含有量を野菜の中で比較すると、トマト、にんじんの順番で多く、トマトとにんじんは約118倍の違いがあります
リコピンの抗酸化作用はβ-カロチンの2倍以上あるとされ、そのため、癌(がん)や動脈硬化の予防効果が期待されている。また、生活習慣病の予防の他、メラニンの生成に必要な酵素「チロシナーゼ」の働きを抑え、美白にも効果があるとされる。
効果的に摂取する方法は
リコピンは熱に強いため、煮込んだり炒めたりしても成分が減ることはない。また、油に溶けやすい性質を持つので、パスタのソースやトマトスープにしてオリーブオイルと一緒に摂取すると吸収が高まる。
リコピンを含むサプリ[夜トマトダイエット]で取得する方法もある。
リコピンとダイエットの関係について
- 脂肪の蓄積を抑える
リコピンは、脂肪細胞の増殖を抑制する働きがあるといわれています。また、脂肪の分解を促進する働きもあるため、脂肪の蓄積を抑制し、ダイエット効果が期待できます。
- 代謝を高める
リコピンは、代謝を高める働きがあるといわれています。代謝が高まると、エネルギーを消費しやすくなり、ダイエット効果が期待できます。
- 体重減少を促進する
リコピンを多く摂取した人は、リコピンをあまり摂取していない人に比べて、体重減少が促進されるという研究結果があります。
このように、リコピンには脂肪の蓄積を抑える、代謝を高める、体重減少を促進するなどの働きがあり、ダイエット効果が期待できます。ただし、リコピンは食品から摂取する必要があるため、トマトやスイカ、パプリカなど、赤い色の果物や野菜を積極的に摂取するようにしましょう。