生姜に含まれるジンゲロンの効果

用語集

しょうがに含まれる辛み成分がジンゲロンです。

化学式はC₁₁H₁₄O₃で、無色の結晶性固体です。水に微溶ですが、エーテルによく溶けます。
エネルギー代謝をよく促すので、脂肪を燃焼する効果があります。
また、血をサラサラにしたり、血圧を下げたり、風邪の引き始めに効果もあります。
加熱すると、ショウガオールという別の成分に変化します。ショウガオールにも、ジンゲロンと同様の効能が期待されています。

ジンゲロンの効果・効能

  • 血行促進
  • 消化促進
  • 食欲増進
  • 風邪の予防・改善
  • 冷え性の改善
  • 抗酸化作用
  • 抗菌作用
  • 鎮痛作用
  • 抗炎症作用

ダイエットに効果はありますか?

ジンゲロンには、脂肪燃焼を促進する効果が期待されています。ジンゲロンは、交感神経を刺激して体温を上げ、体脂肪の分解を促進すると考えられています。また、ジンゲロンには、食欲を抑制する効果も期待されています。

ただし、ジンゲロン単体でダイエットの効果が期待できるわけではありません。適度な運動や食事制限と組み合わせることで、効果を発揮すると考えられます。

含まれている食品

ジンゲロンは、生のしょうがに多く含まれています。生姜焼きや紅しょうが、生姜茶など、様々な料理や飲み物に利用されています。近年では、サプリメントやドリンク剤など、様々な形で利用されています。

ジンゲロンを摂取する際は、過剰摂取に注意が必要です。ジンゲロンの摂取量の目安は、1日あたり5グラム程度です。

過剰摂取すると、以下の症状が現れる事があります。

  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢
  • 胃痛
  • 口内炎
  • 腹部膨満感
  • 発疹
  • 発熱
  • 不眠
  • 血圧上昇
  • 心拍数上昇

また、特に妊娠中や授乳中の女性は、ジンゲロンの過剰摂取に注意が必要です。ジンゲロンには、子宮収縮を促す作用があるとされており、妊娠中期以降の摂取は流産や早産のリスクを高める可能性があるためです。