キトサンのダイエット効果や健康効果は?摂取方法や副作用も解説

用語集

キトサンとは、カニやエビの殻、イカの骨格などに多く含まれている動物性の食物繊維で、
水に溶けにくく、腸の中でゲル状の物質になります。このゲル状の物質は、脂肪やコレステロールを吸着して排出する働きがあるため、ダイエットや健康に効果的だと期待されています。

キトサンに含まれる成分

主成分は、キチンとキトサンで、キチンキトサンとも呼ばれます。キチンは、甲殻類の殻や昆虫の外骨格の主成分であり、キトサンはキチンを脱アセチル化したものになります。キトサンには、食物繊維のほか、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも含まれています。

キトサンの効果

免疫力の向上や血圧の正常化、解毒作用、コレステロール値の低下作用、ダイエット、整腸作用など多くの健康効果があります。

ダイエット効果

キトサンは、脂肪やコレステロールを吸着して排出する働きがあるため、ダイエットに効果的だと期待されています。具体的には、以下の効果が期待できます。

  • 腸内の脂肪やコレステロールの吸収を抑える
  • 脂肪の排出を促進する
  • 食欲を抑える

健康効果

ダイエット以外にも、さまざまな健康効果が期待されています。具体的には、以下の効果が期待できます。

  • 血糖値を下げる
  • 腸内環境を整える
  • アレルギーを抑える
  • 高血圧を予防する
  • 認知症を予防する

キトサンの摂取方法

サプリメントや食品として摂取することができます。サプリメントの場合は、1日2~3g程度が目安です。食品の場合は、キトサン入りの食品を積極的に摂取しましょう。

食品としては甲殻類の殻や昆虫の外骨格に含まれます。以下のようなものが挙げられます。

  • カニ
    エビ
    イカ
    タコ
    カキ
    ホタテ
    かにかまぼこ
    エビせんべい
    カニカマ

キトサンの含有量は、食品によって異なり、含有量が多い食品をご紹介します。

  • カニの甲羅:約10~20%
    エビの殻:約5~10%
    イカのゲソ:約5~10%
    タコの足:約5~10%
    カキの貝殻:約3~5%
    ホタテの貝殻:約3~5%
    かにかまぼこ:約2~3%
    エビせんべい:約1~2%
    カニカマ:約1~2%

その他、摂取しすぎたときの障害など

体内で代謝されず、そのまま排出されます。そのため、過剰に摂取しても、体に蓄積されることはありません。ただし、過剰に摂取すると、下痢や便秘などの副作用が出る可能性があります。

歴史や由来

1811年にフランスの化学者によって発見されました。その後、1970年代に日本において、キトサンのダイエット効果や健康効果が研究され始めました。

抽出方法

甲殻類の殻や昆虫の外骨格を原料として作られます。甲殻類の殻や昆虫の外骨格を水に浸して、キチンとキトサンを抽出します。

栄養価

食物繊維の一種であり、水に溶けにくく、腸の中でゲル状の物質になります。このゲル状の物質は、脂肪やコレステロールを吸着して排出する働きがあります。

サプリメントで摂取

キトサンは、サプリメントや食品として摂取することができます。サプリメントの場合は、1日2~3g程度が目安です。食品の場合は、キトサン入りの食品を積極的に摂取しましょう。

DHC キトサン 20日分 60粒 3個セット
キトサンは、余分な脂肪分や塩分へ穏やかに働く動物性の食物繊維です。
紅ズワイガニの甲羅の主成分キチンから、キトサンを抽出。高麗人参や米胚芽をプラスしました。
外食が多い方や、脂っこい料理が好きな方、おなかをすっきりさせたい方に。ダイエット中は油分の多い食事の後がおすすめです

まとめ

キトサンのダイエット効果や健康効果は、さまざまな研究によって裏付けられています。

  • ダイエット効果:食事による脂肪やコレステロールの吸収が抑えられ、体重減少に効果的であることが研究で示されています。
  • 健康効果:血糖値を下げる、腸内環境を整える、アレルギーを抑える、高血圧を予防する、認知症を予防するなどの効果が期待できることが研究で示されています。

キトサンは、ダイエットや健康に効果が期待できる成分です。ただし、過剰に摂取すると、下痢や便秘などの副作用が出る可能性があります。