ダイエットに効果的なサプリメントは? (Qa-e06)

サプリメントやダイエット食品は中味を知って選びましょう。
サプリメントやダイエット食品を「毎日とっているけど、よさを実感できない」と思うことはありませんか?
その理由は自分に必要なものが選べていないからかもしれません。
そこで話題の6つの成分をご紹介します。

■コエンザイムQ10
■α-リボ酸
■L-カルニチン
■クエン酸
■オルニチン
■オリゴ糖

代謝を上げてダイエットをサポートしてくれる燃焼系、体の流れをスムーズにしてスリムを応援する排出系の2つを中心にご紹介します。


■コエンザイムQ10
◇代謝アップ&脂肪燃焼でスリムをキープ
コエンザイムQ10は、エネルギーをつくり、燃やすのに欠かせない成分です。
ミトコンドリア内に運ばれたエネルギー源、ATPに変える役目を果たします。
コエンザイムQ10の量が不十分だと、ATPを生産するクエン酸サイクル(TCA回路)が回らなくなり、せっかく運ばれてきたエネルギー源がうまく燃えません。
そして、燃え残った糖は脂肪になって蓄積されてしまいます。
さらに、コエンザイムQ10には、体のトラブルのもとである活性酸素を撃退する働きもあります。
ダイエットだけでなく、美肌キープにもパワー発揮してくれます。
コエンザイムQ10は、もともと血液やすべての細胞内に存在しています。
ただ、25歳を過ぎるとその量が徐々にに減少します。
最近太りやすくなったという人は、コエンザイムQ10が減ってきているかもしれません。
*こんな人にオススメ
◇食事が不規則で疲れやすい人
◇基礎代謝が落ちて、やせにくくなったと思う人
*取り方のポイント
◇25歳以上の人は積極的にとる
◇軽い運動もプラスして行う。

DHC Q10トライアルキット
Q10ファンデ

■α-リボ酸
◇ごはん好き&パン好きな人
α-リボ酸は、糖の代謝に働きかける補酵素です。
食事でとった炭水化物は、ブドウ糖に分解されて血管から細胞に運ばれ、細胞の中のミトコンドリアにあるエネルギー工場(クエン酸サイクル)で最終的にエネルギーに変わります。
ブドウ糖がこのエネルギー工場に入るのを手助けするのが、α-リボ酸。
だから、α-リボ酸が不十分だと、この一連ね流れがスムーズにいかなくなり、余った分は脂肪として体にたまっていくことになります。
糖の代謝に働きかけるα-リボ酸は、ごはんやパン、麺類が好きな人や、甘いものに目がないという人にオススメ。
お肉や脂ものを控えているねに痩せられない人、基礎代謝を上げて太りにくい体になりたい人は、この成分を補給するのが手かも。
*こんな人にオススメ
◇痩せにくく太りやすい体質の人
◇ごはん、パン、麺類など、炭水化物好きの人
*取り方のポイント
◇25歳以上は積極的にとる
◇軽い運動も行いましょう


■L-カルニチン
プラス運動で脂肪をドンドン燃やす!
コエンザイムQ10、α-リボ酸とともに、燃焼系のL-カルニチン。
羊肉に多く含まれるため、ジンギスカンブームの火付け役にもなりました。
そんなL-カルニチンの効果とは?
食べ物から摂取された脂質は、脂肪酸に変わり、細胞内のエネルギー工場があるミトコンドリアに運ばれます。
ただ、脂肪酸は分子が大きいため、そのままではミトコンドリア内に入り込むけとができないという問題が!
こごで登場するのがL-カルニチン。
L-カルニチンと結合すると、脂肪酸は初めてミトコンドリアの中に入れるようになります。
運搬役であるL-カルニチンが十分あれば、脂肪酸はエネルギー工場に次々と運び込まれ、スムーズに燃焼するというワケです。
さらにL-カルニチンの助けがあれば体についてしまった脂肪をもエネルギー工場に運び込み、燃焼させることができるのです。
まさに、体脂肪にかかせない存在。

L-カルニチンは、もともと体の細胞内に存在しる成分ですが、20歳を過ぎる頃から、だんだんと減少します。
すると、脂肪酸がミトコンドリア内に入ることができず、脂肪細胞内に逆戻りして、体脂肪として蓄えられることになります。
年齢とともに太りやすくなるのは、その影響ともいえます。
ただし、運動してエネルギーを消費しなければ、脂肪酸はミトコンドリアに運ばれず、L-カルニチン効果も期待できません。
ウォーキングやジョギングなど有酸素運動と一緒にとるのが最大のカギです!
また、L-カルニチンには、脂肪燃焼を促す他に、疲労物質の乳酸の蓄積を促す他に、披露物質の乳酸の蓄積を抑える働きがあります。
乳酸は、炭水化物が分解する過程で生まれますが、通常は再合成され、エネルギーとなって燃やされます。
ところが、運動などでたくさんのエネルギーが必要になると、炭水化物の分解が追いつかず、乳酸がたまって筋肉痛などの原因となってしまうのです。
でも、L-カルニチンが、脂肪をどんどん燃やしてエネルギーを補えば、乳酸はスムーズに再合成され、エネルギーとして燃やすことができます。
運動しながら健康的に痩せたい人は、燃焼を助け、疲れもためないL-カルニチンの力を借りましょう。
*こんな人にオススメ
◇運動をよくするのに痩せられない人
◇脂っこい食べ物が好きな人
*取り方のポイント
◇25歳以上は積極的にとる
◇有酸素運動をプラスして行う


■クエン酸
運動してキレイ痩せのお供に!
クエン酸は、柑橘類の果物や梅干し、お酢に含まれる成分。
疲れたときに梅干しを食べるといいと言われるように、疲労回復にパワーを発揮してくれます。
そのクエン酸には、ダイエットを助ける効果もあります。
食べ物からとった栄養は、ブドウ糖や脂肪酸に分解されて細胞へと運ばれます。
そして、補酵素の働きによってさらに形を変え、ミトコンドリアのクエン酸サイクルに。
ここで、さまざな酸に変化し、その過程でエネルギーが生み出されるのです。
クエン酸は、炭水化物や脂肪のように、消化、分解といったプロセスを経ずに、直接、このサイクルに入り込みます。
つまり、クエン酸をとると、エネルギーをつくる工場の働きが円滑になり、かつ工場自体の数も増えるので、エネルギーをより効率よくつくり、燃やすことができるようになるというワケです。
運動をしながらしっかりエネルギーを燃やしたいという人には、クエン酸パワーを借りてエネルギー生産力を高めておくことが有効です。
クエン酸サイクルをグルグル回せば、太りにくく痩せやすい燃焼系の体になれます。
乳酸を退治してトラブルも防いでくれます。
疲れると、体に乳酸という疲労物質がたまります。
乳酸は、炭水化物かな゛分解される過程で生まれる物質。
ストレスや疲労によってクエン酸サイクルの働きが鈍ってくると、栄養素が効率よくエネルギーに変えられまず、分解途中で生まれた乳酸がたまってしまうのです。
クエン酸をとってクエン酸サイクルが円滑に回れば、炭水化物はどんどんエネルギーになります。
乳酸も再合成されて燃焼します。
運動したときはもちろん、疲れやすくなったときもクエン酸は元気を与えてくれます。
*こんな人にオススメ
◇運動しながら健康的に痩せたい人
◇スタミナがなく、疲れやすい人
*取り方のポイント
◇食事をとった後にとる
◇運動すり前にとる


■オルニチン
引き締めボディを効率よくつくる
オルニチンは、アミノ酸の仲間です。
アミノ酸は、筋肉の材料になったり、エネルギーの原料になったり、肌のハリを保つコラーゲン合成を促したりと、種類によって違った働きを持っていますが、オルニチンは体内組織が生まれ変わるときにその力を発揮します。
食品から摂取されたたんぱく質は、アミノ酸に分解されて内蔵や筋肉へ移行。
ここで、新しい細胞を生成する材料となります。
組織生成とともに古い細胞は壊され、尿と一緒に体外へ排出されることになります。
この排出を促すのがオルニチンです。
古くなった組織を壊し、捨て去ることにより、新しい組織をつくる力がアップします。
さらにオルニチンをとりつつ運動を組み合わせれば、筋肉も発達し、それによって基礎代謝を上げることにもつながります。
オルニチンは、しじみや赤貝などの貝類や豚肉などの肉類に多く含まれていますが、十分にとるならサプリメントを利用するのが手。
ただ、取り方にはちょっとしたコツが。
筋肉などの組織は、眠っている間につくられるので、しっかり睡眠をとらないと十分に力を発揮できません。
きちんと夜寝ることが大切です。
オルニチンには、他にも注目したいメリットがあります。
それは、オルニチンの解毒作用。
先にも説明したとおり、オルニチンには古い組織を壊して尿素に変え、尿とさて排泄する排出機能を助けます。
そのため、老廃物の排泄が鈍くなることによって起こる、むくみや肌あれを解消する効果も期待できるのです。
基礎代謝アップと、むくみ防止に役立ち、美肌づくりにも活躍してくれる。
キレイとスッキリを目指す人に
、ありがたい成分です。
*こんな人にオススメ
◇筋肉をつけて基礎代謝をアップさせたい人
◇むくみや肌あれなどが気になる人
*取り方のポイント
◇十分な睡眠をとる
◇筋トレをしながらとる


■オリゴ糖
腸内環境を整え、健康なお通じを支えてくれる
砂糖より低カロリーでダイエットの味方のオリゴ糖の特長は、腸内細菌のえさになって腸の調子を整えてくれることにあります。
人の腸にある細菌は、大きくて善玉菌と悪玉菌に分かれ、善玉菌は体に有用な物質を、悪玉菌は有害な腐敗物質をつくり出します。
食事からとった栄養は、腸から吸収され、全身に運ばれるので、腸が健康であることは体全体の代謝までも左右することになります。
また、便は、腸内細菌の死骸と食べ物のカスが主成分ですが、腸内細菌が少ないせいで便の材料がそろわず、便秘になるというケースもあるそう。
そんな腸内細菌を増やし、腸の働きを応援するのがオリゴ糖。
オリゴ糖が腸に届くと、悪玉菌よりもまず先に善玉菌のえさになります。
このため善玉菌が増えて活発に働き、腸内の環境が良好になります。
さらに腸内細菌の寿命は1時間と短く、また総量は常に一定以上は増えないため、善玉菌が増えるのに反比例して、悪玉菌が減少。
善玉菌優位になった腸は元気に活動し、健康なお通じが促されます。
その結果、便秘によるポッコリおなかの解消、全身の代謝アップ、胆汁酸が便と一緒に排泄されるためコレステロール値が下がるなどダイエット面でも大きな恩恵があります。
オリゴ糖は、たまねきやごぼうなどの野菜類や大豆類に豊富です。
細菌は、甘味料や健康食品で、手軽に取り入れることもできます。
甘味が強いのでー砂糖よりも少量の使用ですみ、ダイエット中の甘味料としても最適です。
その効果を高めたいなら、善玉菌の1つである乳酸菌が含まれたヨーグルトなどと一緒にとるのがオススメです。
特に肉類を多く食べる人は、腸内の悪玉菌が優位になりがちなので積極的にとると良いでしょう。
*こんな人にオススメ
◇便秘がちの人、おなかを壊しやすい人
◇肉類を食べることが多い人
*取り方のポイント
◇乳酸菌といっしょにとる
◇毎日とり続けよう