ストレス太りにならない方法? (Qa-d63)

セロトニン

「快」の感情をつかさどるドーパミン、「不快」の感情をつかさどるノルアドレナリン。
この2つをコントロールして、均衡を保つのがセロトニンです。
これが活性化されていれば、平常心が保てます。
反対にストレスなどてセロトニンが不足すると、キレやすくなったり、過食に走ることがあります。


現代人はセロトニンが不足している

イライラしがち、落ち込みやすい、いつも頭がボーっとしている…。
毎日を振り返ってみましょう。
思い当たるフシがある人は、セロトニン不足を疑ってみては?
セロトニンとは、脳内物質のひとつ。
その働きは…例えば、うれしいことがあって興奮している状態、つまり「快」のときには、脳内ではドーパミンが、反対に「不快」のときにはノルアドレナリンが分泌されています。
この2つを抑制し、心の均衡を保つのがセロトニン。
不足すると、興奮しやすくなってすぐキレる、欲望がコントロールできない、落ち込みやすい、やる気が出ない…など心身がスムーズに活動することができない状態になってしまうのです。
では、セロトニンはどうして不足するのでしょうか?
セロトニンは、ストレスを感じ続けていると不足します。
そうなると、ますますストレスが解消されず、悪循環。
さらに、徹夜が続いて昼夜逆転の生活といった悪い生活習慣もセロトニン不足の原因になります。
現代は、セロトニンが不足しやすい環境です。


セロトニンは脱リバウンドの救世主

セロトニン不足はダイエットの大敵でもあります。
ダイエットしてやせたけど反動で食欲が止まらなくなって…というのは、よくある話です。
イライラするとつい食べちゃって、思い通りにダイエットできない、と悩む人も多いはずです。
いずれにしても、セロトニン不足で欲望が抑えられなくなったり、平常心で保てなくなっているために起こりがちなことです。
極端にカロリーを抑えた食事や単品ダイエットはもってのほか。
こうした方法は、ストレス実験のようなものでセロトニン不足を招くのは必須です。
そうなると、心の平常心が保てなくなり、食欲が抑えられなくなくなってリバウンドするのは当然でしょう。
ただ、反対の言い方をすれはわ、セロトニンがしっかり分泌されていれば、食欲はほどほどにコントロールできると言えます。
また、イライラが食欲につながるような人の場合でも、セロトニンが活性化されていれば、イライラすること自体も少なくなる。
結果的にムダなものを食べなくてすみますよね。
セロトニン不足はダイエットの大敵。
でも、セロトニンが多ければ、ダイエットも成功しやすいってことなんです。


セロトニンを増やすためには…

リバウンド知らずでキレイにやせるためには、セロトニン神経を活性化させてセロトニンの分泌量を増やすことが有効です。
それには、ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど筋肉が緊張と弛緩を繰り返す、リズム運動が効果的です。
ただ、ステップを覚えるなど運動中に頭を使うものはダメ。
ひたすら歩く、自転車をこぐなど、その運動に没頭することがポイントです。

ちなみに、太鼓を叩く、歌を歌う、音読する、ガムなどをそしゃくするなども、リズムに挙げられます。
さらに、太陽の光を浴びることでもセロトニン神経は活性化されます。
太陽が出ている時間帯にウォーキングなどを行えば、一石二鳥です。
こうした生活を続けながら、食べ物にも気をつけると、もっと効果的!
含まれる炭水化物とトリプトファンが不可欠。
トリプトファンが脳に効果的に届くためには、炭水化物が不可欠だからです。
中でも手軽にとれる果物のバナナにはトリプトファンが多く含まれていています。
セロトニンを増やすのは意外と簡単なんです。