こんな眠り方で大丈夫?
■休日も早起きしたほうがいい?
A.一度起きてから二度寝がおすすめ!
休日だからといって遅くまで寝ていると、睡眠リズムが狂い、休み明けに起きるのがつらくなってしまいま
す。
そこで、平日と同じ時間帯に起き、朝の光をたっぷりと浴びてから午前中に1~2時間もう一度眠りましょう。
食事やシャワーは二度寝のあとでもOK。
午後の昼寝は夜の睡眠の質を低下させるので避けましょう。
■質のよい眠りのために避けた方がよいことは?
A.夜の強い光はNG。喫煙やカフェインも控えましょう。
人の体内には1日のリズムを作り出す体内時計というしくみがあり、そのリズムは24時間ではなく25時間。
このずれを、朝日を浴びることによって調整しています。
ところが夜、室内照明などで強い光を浴びるとこのリズムが狂い、入眠しづらくなることになります。
また、喫煙やカフェインは脳を興奮させるので、寝る前には控えましょう。
深夜にコンビニに行くなど明るい光を浴びると、睡眠リズムを狂わせることになりので気をつけましょう。
■いびきや歯ぎしりで悩んでいるのですが、どうしたらいい?
A.横向きに寝たりリラックスを心がけましょう。
歯ぎしりは、噛み合わせの悪さやストレスが関係しているといわれているので、まずはリラックスを心がけてみましょう。
改善しないときには歯科医に診てもらいましょう。
いびきは横向きに眠ると軽くなりやすいのですが、昼間激しい睡魔に襲われるようなら睡眠時無呼吸症候群という病気の可能性もあるので、専門医を受診しましょう。
■昼食後に必ず眠くなるのですが、眠ってしまってもいい?
A.15分間しっかり眠ると疲労や眠気がスッキリ!
昼間眠くなったときは、座って目をつぶるより、横になってしっかりと眠ったほうが疲労感や眠気が取れ、午後しっかりと活動できるという結果が出だそうです。
ただし長時間眠ると深い睡眠に入ってスッキリと目覚められず、夜寝つけなくなりやすいので15分程度に抑えましょう。
■理想の睡眠時間ってあるの?
A.7時間が理想です。
遅くとも0時には眠りにつくと良いでしょう。
アメリカで行われた調査で、毎晩6~7時間半眠る人が一番健康に過ごせるという結果が出だそうです。
健康のためには7時間睡眠が理想ということ。
また、眠りにつく時間も大切。
成長ホルモンの分泌が盛んになる午前0~2時は、体づくりや美肌キープのゴールデンタイムなので、午前0時には眠りにつくようにしましょう。
■生理が近づくと昼間眠くなるのはなぜ?
A.女性ホルモンの減少が眠りをアンバランスにします。
女性ホルモンは睡眠にも影響を及ぼします。
月経前や月経中は、女性ホルモンの分泌が急激に減少するため眠りがアンバランスになりやすく、昼間眠くなったり夜眠れなくなったりするのです。
ピルはほてりや冷えの改善に効果的ですが、昼間の睡魔を改善することはできないので生活に支障をきたすようなら専門医な相談しましょう。
■寝つきをよくする方法はある?
A.体を芯から温めることで自然に眠りモードになります。
私たちの体は高い体温が下がると眠くなるしくみになっています。
そこで夜、体を動かしてから、寝る2時間ほど前にぬるめのお湯に浸かり、体の芯まで温めりゃのがおすすめです。
こうすると、脳の温度センサーが働いて、上がり過ぎた体温を下げなさいという指令が出るため体温が下がり、スムーズに眠りに入れます。
「寝つきのよくなるゴールデンプログラム!」
◇19時
なるべく早い時間帯に夕食をとりましょう。
唐辛子入り料理は、体を効果的に温めてくれます。
◇21時
軽く汗ばむ程度に体を動かします。
時間は20~30分でOK。疲れが残ると逆効果なので注意。
◇22時
寝る2時間前に、ぬるめのお湯にゆっくり浸かります。
これで体が芯からポカポカに。
◇0時
一度上がった体温が、0時ごろにはほどよく低下。
スムーズに眠りにつきやすくなり、朝までぐっすり!