酒は飲んでも飲まれるな!
基本的な飲み方
「百薬の長」といわれるアルコールですが、健康に良いとされているのは適量の場合だけです。
しかもダイエット中であればなおさら適量の範囲内で飲まなければいけません。
カロリーで比較してみると、缶ビール1缶でおにぎり1個とほぼ同じカロリーになるので注意が必要です。
どうしてものみたい方へ…
■適量は守りましょう。
ビールであれば250ml・ワインは135ml・日本酒は90mlが目安になります。
強いアルコールは薄めて飲むと良いでしょう。
ダイエット中のお酒の飲み方
■おつまみは…
OK→枝豆・大根サラダ・海藻サラダ・酢の物・刺身など
NG→ソーセージ・揚げ物・漬け物・豚の角煮など
お酒を飲むとついつい食べ過ぎになってしまいます。
酒のつまみはカロリーが高いのが多いので注意しましょう。
参考:
おつまみの上手な選び方
ダイエット中のお酒の飲み方
■トマトジュースをお酒の前に1杯飲みましょう。
呑みに火をつけないように、まずは、最初が肝心です。
お酒を飲む前に、濃いめのトマトジュースを1杯飲んでおく癖をつけると良いでしょう。
低カロリーながは小腹が落ち着きます。
■りんごジュースでビールの飲み過ぎを防止しましょう。
ついつい何杯もグイグイ飲んでしまうのがビールです。
量が心配なときはりんごジュースを飲んでおきます。
りんごの中にあるペクチンがビールを吸収して胃の中で膨張、飲み過ぎを予防できます。
さらに、りんごの中性脂肪分解酵素の働きで内臓脂肪や皮下脂肪の蓄積防止になります。
■ウイスキーには乳酸飲料がひと役買う。
ウイスキーやブランデーなど、アルコール度の高いお酒には、乳酸飲料を合間に飲んでみましょう。
乳酸菌が胃腸の働きを活発にし、アルコールの代謝もアップ、これがエネルギーや熱に使われ、水と炭酸ガスに分解されることで、中性脂肪として蓄えられずにすみます。
お腹の調子も整うので悪酔い防止にもなります。
■ビールにライムやレモンを絞って飲みましょう。
メキシコのビールにはライムがつきものですが、この組み合わせにはダイエット効果があります。
ライムのクエン酸が自律神経を刺激し、エネルギー代謝が活発になります。
もちろん、レモンでも同じ効果があります。
ジョッキ1杯にレモン半分くらいを絞ってビアカクテルにして飲むと、さわやかな味になり、代謝アップのみならず、レモンの ビタミンC が体の疲れもとってくれます。
■焼酎のお湯割りには梅干しを入れましょう。
焼酎を割って飲むときは、お湯割りが最適です。
焼酎を熱くすることで、代謝が活発になります。
ここへ、さらに大粒の梅干しを1個ほぐして入れると、梅の成分、ムメフラールが焼酎との相乗効果で、より体のエネルギーを消費し、脂肪の蓄積も抑えてくれます。
■ノンカロリー飲料で割って飲みましょう。
薄めて飲めるお酒を選んで、水やウーロン茶など、ノンカロリーの飲料で割るのもひとつの手です。
・焼酎ならノンカロリーの炭酸水で割ったり、氷を多めに入れましょう。
・ウイスキーの水割りなら、量が減った分、水だけを注ぎ足して飲み気分を持続しましょう。
・ロックやストレートなら水を途中ではさみながら飲みましょう。
■高いお酒をゆっくり楽しみましょう。
いつもは飲まない高いお酒を買うのもひとつの方法です。
むやみに飲んでしまうのはもったいなくて、自然と少しの量を楽しんで飲むはずです。
たぶん・・・
ダイエット中は高くておいしいお酒を飲むと決めたら、減量期間の励みや楽しみにもなります。
■量や時間を決めて飲みましょう。
飲むときは最初に飲む量や時間を決めておかましょう。
気のおけない顔ぶれの中でお酒を我慢するのはつらいものですが、最初にタイムリミットを宣言してしまという手もあります。
また、飲む日を決めて飲むと、我慢した甲斐も手伝ってよりおいしくお酒が飲めそうです。
■おつきあいでのむときはおすすめ上手になりましょう。
パーティーや仕事で、どうしてもお酒を飲まなくてはいけない状況になったときは、飲まされる立場になる前に自分から進んで飲ませ役になってしまいましょう。
座をしらけさせることもなく、アルコールの量も減らせる秘策です。
■お酒を買い置きするのはやめましょう。
お酒が飲みたいとき、いつでも自分から飲めてしまう状況を作らないためにも、家にお酒を買い置きしないことが重要です。
飲みたくてもお酒がないと、あきらめがつくというものです。
■炭酸水でアルコールを気分。
2杯目からはビールに似せた1%程度の低アルコール飲料やノンカロリーの炭酸水に代えると、お酒気分だけ持続させることができます。
炭酸水は水を入れてライムやレモンを絞りましょう。
■空きっ腹にビールを入れるのはNGです。
空っぽの胃にビールを入れてしまうと、血糖値が急上昇して太る原因になります。
まずはつまみを胃に入れましょう。
■日本酒は冷酒より熱燗で飲みましょう。
お酒は冷やして飲むより、温めたほうが酔いのまわりが早く、それだけ量も控えめになります。
ワインならホットワイン、ウイスキーならお湯割りがおすすめです。
おつまみの上手な選び方。
メインは食事でお酒は脇役にしましょう。
飲食の目的をお酒を主体にすると、食事バランスが崩れるばかりか、気分的にもお酒を我慢という気になりがちです。
あくまでも、食事をメインにしましょう。
おいしい食事の彩りとして、お酒をたしなむ、という順序を守りましょう。
ゆっくり食べて、時間をかけてお酒も楽しめます。
■野菜スティックを食べましょう。
セロリやにんじんの野菜スティック、ブロッコリーやカリフラワーたなど、噛みごたえを楽しめる野菜のおつまみを一番最初に頼みましょう。
噛むことで満腹中枢が刺激され、食べるペースも整います。
■するめを食べましょう。
硬い魚類の乾き物も、低カロリー高たんぱく質でダイエットの味方です。
特にするめは野菜スティックくと同じく、噛みごたえ抜群です。
満腹感が保たれ、食べるのに時間もかかるので、飲み過ぎ、食べ過ぎの防止になります。
積極的におつまみにしましょう。
■酢の物で体脂肪を燃焼しましょう。
酢の物もお酒のつまみには最適です。
酢のクエン酸、アミノ酸が働いて脂肪分解酵素の働きを活発にし、体脂肪を燃焼させます。
特に、理想的なのはわかめの酢の物です。
わかめに含まれるヨード分が、甲状腺機能の働きを活発にし、ダイエット効果を上げ、しかも低カロリーです。
きゅうりと和えたら、アルギニン成分が加わり、筋肉強化、疲労回復効果もあります。
■キムチと豆腐の組み合わせで食べましょう。
辛味成分を含み、乳酸菌、野菜の食物繊維も豊富なキムチを、おつまみにしましょう。
特に、豆腐と一緒に食べるのがおすすめです。
冷や奴や湯豆腐にのせて、豆腐の高たんぱく質とキムチの乳酸菌を合体。
代謝が活発になります。
■焼きたてのなすをおろししょうがで食べましょう。
なすは100gで22kalと低カロリーですが、油の吸収率がよいので、おつまみなら焼きなすを食べましょう。
食べごたえもあり、代謝効果の強いおろししょうがをたっぷりつけると、効果倍増です。
■ラーメンやご飯でお酒の最後をしめるのはNGです。
お酒のあとにはラーメンやおにぎり、お茶漬けでついついしめたくなるものですが、炭水化物をガツンと食べるのは、もちろんNGです。
せめてデザート類でしめた方が良いでしょう。
ラストはカロリー低めのシャーベット、豆乳プリンなどを選びましょう。
■焼き鳥を食べるときは皮をはずすか、胸肉を選びましょう。
焼き鳥は、食べる前に皮をはずすだけで、大幅にカロリーダウンします。
作るなら胸肉がベターです。
■お腹の中で膨らむおつまみ。
ひじき、わかめなでの海藻類、オクラなどは、胃の中で大きく膨らむ食材なので、煮物やサラダがおすすめです。
■パルメザンチーズを上手に活用しましょう。
ビールやワインによく合う、チーズをトッピングにしたオーブン料理には、普通のチーズを減らし、脂肪分の低いパルメザンを使いましょう。
その脂肪は大さじ1に対して、2gです。
ピザなどに活用しましょう。
■色んな物をゆっくりつまみましょう。
低カロリーのメニューを、品数多く頼み、ゆっくりつまむと、食欲も満たされた気分になります。
選び方は、揚げ物より焼き物、蒸し物を、濃い味つけよりあっさりめを選びましょう。
一皿どっさりのメニューは、暴飲暴食の原因になるので避けましょう。
■油っこいものには赤ワインを選びましょう。
ダイエット中に揚げ物のおつまみは避けたいところですが、つい食べたくなったら、お酒は赤ワインを選びましょう。
赤ワインにあるポリフェノールの成分が脂肪の吸収を抑えます。
■ワインはフルーツにも合います。
ぶどうで造られるワインはフルーツに合います。
いちご、すいか、もも、なしなどの、低カロリーフルーツをつまむのも楽しい取り合わせです。
■熱燗には納豆やオクラを食べましょう。
日本酒の熱燗には納豆に辛子で食べましょう。
納豆菌が体内の脂肪を処理します。
納豆が苦手ならオクラでもOKです。
■冷酒にはモツ煮込みが良いでしょう。
冷酒には、温かいおつまみで代謝の促進を。
最適なのは、モツ煮込みです。
モツは優れた低カロリー高たんぱく食材です。
みそとにんにくベースの汁は体゛芯から温まります。
■ポテトチップスをノンオイルで作りましょう。
ビールとポテトチップスは、高カロリーの代表的な取り合わせです。
そこで、ノンオイルのポテトチップスを作りましょう。
スライスしたじゃがいもに固形のブイヨンを砕いてまぶし、ペーパーの上に並べてラップなしでパリッとするまで8分ほど電子レンジに。
低カロリーで食物繊維も豊富です。
■鍋料理を食べましょう。
水炊きなどの鍋料理は、お酒に合う低カロリーメニューです。
低カロリー食材もおいしく食べられます。
ただ、減量中の時は雑炊は我慢した方が良いでしょう。
内臓脂肪を最速で減らす
肉中心の食生活をしてきた欧米人と比べ、魚中心だった日本人は摂取した脂肪を皮下脂肪としてたくわえる能力が低く、より危険な内臓脂肪の形で蓄積しやすい。ほうっておけば高血圧や糖尿病など生活習慣病はもちろん、さまざまながん、さらに認知症の原因になることもわかってきた。だが、体質だからと諦めるのは早い。内臓脂肪は皮下脂肪よりも落ちやすく、普段の食事や生活習慣の改善が減量に直結するのだ。肉や炭水化物の正しい摂り方、脂肪に効く食材、効果抜群の有酸素運動などを、最新の論文をもとに解説。読むほどに内臓脂肪が落ちる新常識が満載。